こんなに頑張ってるのに、なぜ子育てが苦しいのか?
はーい!おはようございます。新田ナオミです。
毎日ご飯を作って、お弁当を作って、子どもの話を聞いて。学校のことや将来のことも考えて、子どものためにできることは、一生懸命やっている。
それなのに、なぜか苦しい。子どもに優しくしたいのにイライラするし、ときどき「わたし、こんなに頑張っているのに」と思ってしまう。
そんなこと、ない?
これね、頑張りが足りないから苦しいわけではないんです。むしろ、もう十分すぎるくらい頑張っている。ただ、自分の気持ちを置き去りにしたまま、ずっと頑張り続けているのかもしれません。
わたしたちは、知らないうちに、たくさんの「正しさ」を抱えているんですよね。「お母さんなんだから、子どもを優先しなきゃ」「もっと思いやりを持たなきゃ」「親には感謝しなきゃ」「ちゃんとしたご飯を作らなきゃ」。
でも、自分の心は「もう疲れたよ」「今日はやりたくないよ」と言っている。
この「本当の気持ち」と「こうしなければならない」が食い違っている状態を、心理学では「認知的不協和」といいます。自分の中に矛盾した思いや価値観があることで、心に不快感や緊張が生まれるんですね。
そりゃあ、苦しいですよね。「疲れた」と言っている自分と、「そんなこと言ったらダメ!」と叱る自分が、心の中でずーっとケンカしているんですから。
だからわたしは、「どうするのが正しいんだろう?」と考える前に、まずは「わたしは今、何を感じている?」と自分に聞いてあげることが大切だと思っています。
疲れた。今日はご飯を作りたくない。少し一人になりたい。今は子どもの話を聞けない。本当は誰かに助けてほしい。
そんな気持ちを、まずは言葉にしてみるんです。これは心理学でいう「感情ラベリング」という方法に近く、自分の感情に名前をつけることは、感情の反応を整える方法の一つとして研究されています。
別に、すぐに気持ちを切り替えなくてもいいんです。「わたし、今すごく疲れているんだね」「本当は腹が立っているんだね」と、まずは自分が気づいてあげる。それだけでもいいと思うんです。
行動心理学の視点で見ると、頑張りすぎる行動を何度も繰り返してしまうのにも、ちゃんと理由があります。
例えば、「ご飯を作らなきゃ」と不安になったとき。疲れていても無理をしてご飯を作ると、一時的に「やらなきゃ」という不安は消えます。
すると脳は、「無理をしてでも頑張れば、この不安から逃れられるんだ」と学習します。このように、不快なものが一時的になくなることで、その行動が強まり、繰り返されることを「負の強化」といいます。
だから、疲れていても頑張る。しんどくても断れない。そして、また同じことを繰り返す。
頑張ることが好きだからというより、「やらないと不安だから頑張っている」ということもあるんですよね。
わたしも疲れている日は、「今日は一人ひとり好きなものを作る、居酒屋パーティーです!」と言うことがあります。
まあ、ただご飯を作らないだけなんですけどね(笑)。
でも、そう言うと子どもたちは「わーい!」と言って、それぞれ好きなものを用意します。わたしも自分の食べたいものをパパッと準備して、大好きな大河ドラマを見る。今は『真田丸』を見ているんですけど、これがもう最高なんですよ。
子どものために毎日完璧なご飯を作ることだけが、愛ではないと思うんです。「今日は疲れているから休もう」と、自分の状態を大切にすることも、家族への愛につながっているんですよね。
わたし自身、以前は両親に対して、ずっと恨みのような気持ちを持っていました。「どうして、こんなふうに育てたの」と思う一方で、「親には感謝しなきゃ」「親を嫌だと思うなんてダメ」と、自分の気持ちを否定していたんです。
でも、無理に感謝しようとすることをやめました。
「嫌だったよね」「本当につらかったよね」「わかってほしかったよね」と、自分の気持ちを、自分が受け止めるようにしたんです。
すると、散々怒って、散々恨んだあと、ある日、不思議なくらい、その気持ちがなくなっていました。
無理やり感謝しようとしたわけではありません。自分の本当の気持ちを認めた先に、自然な感謝が出てきたんですよね。
心理学には、自分の苦しさを否定せず、自分自身に思いやりを向ける「セルフ・コンパッション」という考え方があります。親御さんのセルフ・コンパッションは、子育てのストレスの低さや、子どもへの温かく柔軟な関わりと関連することが、研究でも報告されています。
自分を大切にすることは、わがままではありません。自分を満たしてあげるからこそ、心に少し余裕が生まれる。その余裕が、子どもへの自然な優しさや、家族への感謝につながっていくんだと思います。
「こんなに頑張っているのに、子育てが苦しい」
そんなときは、もっと頑張ろうとする前に、自分に聞いてみて。
「わたしは今、本当はどう感じている?」
子どもの気持ちを大切にするのと同じように、まずは親御さん自身の気持ちも、大切にしてあげてくださいね。
今日も読んでくださって、ありがとうございます。良い一日をお過ごしください。またね。
【今日の問い】
1.今のわたしは、本当はどんな気持ちを感じていますか?
2.「やりたいから」ではなく、「やらないと不安だから」続けていることはありませんか?
3.今日ひとつだけ、自分のために休んだり、減らしたりできることは何ですか?
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ナオミさんはじめまして!
自分を後回しにし続けるよりも、まず自分の声を聞くことが大事ですね..!
家族への優しさにもつながる気がします🌸